フラワーアレンジメントについて
アレンジメントという言葉には、整理、配列、飾り付けるという意味があります。
本来のフラワーデザインの形は幾何学的な美しさを表現します。
これは、ヨーロピアンなフラワーアレンジでも日本の伝統生け花でも同じです。
全て、マル、三角、四角の組み合わせとバランスで美しさを表現してゆきます。
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ヨーロピアンスタイルのアレンジメントは
花をできるだけ沢山使い、花の美しさを際立たせます。左右対称のシンメトリーな世界を基本としています。
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反対に、日本伝統生け花は、究極のひき算。
花も使わずに、枝ものだけ、葉だけで、ライン(線)で見せる美しさに、外国の方は神秘的なものを感じるのでしょう。
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どちらのスタイルも、受け入れることの出来る日本人は本当に素晴らしいと思います。
ただ、最近では、日本のライフスタイルの欧米化で、ヨーロピアンなアレンジメントが生活を彩ることが多い様にも思われますね。
フラワーアレンジメントの種類
テーブル花
テーブル花はテーブルの中央に置き、必ず四方正面であること。
日本伝統の生け花のように裏と表がありませんので、テーブルを囲み、全ての人が美しく花を楽しむことを前提としています。
よって、花の使用量は、かなり沢山の量が必要となってきます。
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高さは人が座って向き合った時にかおがかくれないこと。
花は、その場を彩るアイテムのひとつです。決して人の邪魔になってはいけません。
相手の顔が見えないくらい高いものになると、例えばコースディナーを頂くようなパーティなら
会話をするために体を動かした拍子に、サービスするウェイターとぶつかるというトラブルも考えられるので
基本、人の目線より下の高さが理想的ですね。
花でできるだけテーブルに添って器を見せないようにする。食卓に飾る場合は香りの強い花は避けるなどの注意点があります。
センターテーブルの花は丸い形のラウンド型と、横長のものがあります。
どちらもテーブルの形に合わせて作ることが求められます。
丸いラウンド型のテーブル花は、正方形のテーブル、或は円テーブルに最適。
縦横ともテーブルの3分の1くらいの大きさが目安です。
横長のテーブルアレンジメントは花のボリュームと配色のポイントを中央に置き、中央より左右に流れるようにアレンジすると美しいラインがとれます。
フローラルフォームについて
フローラルフォームは、花や葉を固定して留める吸水性のスポンジです。アレンジメントの必需品です。
フローラルフォーム(Floral-foam)はフェノール樹脂を原料とする生花用吸水スポンジのことである。 一般的には「オアシス」という呼び方もされている。(これは日本で最初にフローラルフォームを販売したスミザーズオアシス社の商品名から由来しているものと考えられる)
現在ではフェノール樹脂だけでなくポリウレタン製のフォームも開発されている。
引用:ウィキペディア
大きさは器によって決めるが、基本的には花器の横幅の3分の2位を目安にカットする。
高さは器より1cmから2cm高く、アレンジの形によって変える。
花はしっかりと固定するために3cm以上さすことがポイント。
今回はテーブル花をメインにお話させて頂きましたが、次回、パーティ用のテーブルコーディネート花についてお話できたら・・と思っています。